「無垢の木で家をつくれば健康的な暮らしができる!」
残念ですが、そのように信じ込んでいる方は少なくありません。
せっかく木で建てても柱や梁は集成材、壁には合板や壁紙を接着剤で貼り付け、床下にはシロアリ防除のために薬液を注入した木材を使っていたりなど、ありとあらゆる場所に健康に悪影響を及ぼす化学物質が含まれている可能性があるのです。
実際、私たちのところに来られたお客様の中に、ハウスメーカーで建てたばかりの家に住みはじめたけど、同時に頭痛やめまいなどの症状が見られ始め、やむなく新築の我が家を手放したというた方も複数名いらっしゃるくらい、住環境に悩んでおられる方が増えているのです。
では、「無垢の木や珪藻土、漆喰などを使えば大丈夫!」
しかし、これも誤解があります。
現在の一般的な住宅はその大半が石油由来の材料で作られていますし、無垢の木を使っていても木が持っている本来の特性や成分がなくなっているものも多いのです。
国土交通省の調べによると、家の利用期間は約30年と言われています。
これは、老朽化などによって家に住めなくなったということではなく、新築志向や世帯人数の変化などライフステージの変化に応じて対応できなくなってしまい結果的に取り壊し新築して変化に対応しているといった状況なのです。
家族構成や好みなどは数年経たてば確実に変化していきます。時間と嗜好の変化を知らずに、その時の流行や思い、感覚などで見た目を良くしても、結果的にはライフステージに応じた、その時々の嗜好やニーズに合わない家となってしまいます。
ですので、是非、みなさんには子供さんやその他の身内の方が住まなくとも、次の誰かが住みたいと思って住み継いでくれるような普遍的な飽きない住まいづくりをしていただきたいと思っています。
日本の国土面積の約3分の2(7割)は森林です。実は我が国は世界で2位か3位を争うほどの森林大国なのです。
しかし、国産木材の自給率は2000年頃は20%を下回るくらいまで落ち込み、今は少し上昇していますが、それでも30%程度です。
これは、どういうことでしょうか。日本の山には、質も強度も高い住まいに適した良い木がたくさんあるのに使われていないということです。
代わりに安い外国産の木がたくさん使われた結果、日本の木が使われなくなり、林業が衰退しかけているのです。その結果、林業に従事する人や木を所有している山主の人たちが減少し後継者が育たず高齢化していっているという状況です。
このように山の木を手入れしたり・森林を管理する人たちが少なくなってくると、木が育たなくなり山が荒れて、土砂崩れなどの災害も起きやすくなっていきます。
私たちは、この状態を川上にある山だけの問題ではなく、川下に暮らす多くの人たちにも関わる問題だとお考えています。では、どうすれば良いのでしょうか。
答えは簡単です。日本の木を使うことです。
そこで、私たちも大事な我が国の森林を守り後世に受け継いでいこうと新たな取り組みを始めました。
山主さん、林業に従事する人、そして、家を建てたいと考えている施主さん。これから、あなたの思い描く住まいづくりに関わる人すべてが笑顔になる取り組みです。
このことについては、ご来店いただいた時にでもお話させていただけたらと思います。